あなたのご飯です

ゲーム、仕事、育児の日々を書くアラフォー男のブログ

仕事しながら家事育児をする一週間

妻が指を切った。包丁でスパッと。なかなかに深かったようで15分くらい止血しても止まらなかったようだ。

 

以前、スライサーで親指をパックリ切った祖母のことを思い出した。祖母の止血方法は面白かった。血が止まらないので絆創膏が張れない!そうだ!生理用ナプキン張ればええやんけ!と、そんなこんなで親指が大きくて白いものに包まれていた。

 

止血したところに消毒をかけたような気がするのだけど、正確な順番とかあるのだろうか。ガーゼを傷口に当てて包帯でクルクル巻いた。「病院に行ったほうがいいかな?」と、祖母が聞いてきた。私は止血が出来た安堵から「血止まったし行かなくてもいいと大丈夫だよ」と無責任なことを言い、病院に行くことをやめた。

 

後日、祖母の通院している先生からこっぴどく怒られた。どうしてすぐ来なかった!傷口が化膿したらどうするんだ!縫えば治りが早くなるのに!など。素人が処置、判断してはいけなかったのだ。

 

今思えば処置の仕方や、その後の対応はどうしたらいいかなど調べれば良かったのだが、その時は血独特の鉄の匂いと、シンクの赤色具合、そしてナプキン。急いで止めて消毒しなきゃ!とパニックになっていた。

 

とにかく、そんなことがあったので妻をすぐに外科か整形外科に連れて行かなきゃと思えるようになった。祖母の尊い犠牲あっての判断だ。感謝したい。

 

しかし行動するには少し遅い時間、18時過ぎで営業している病院が少ない。ネットで調べたり電話したりと大慌てだった。

 

ようやく見つけた病院は20時までやっている整形外科。遅くまで営業しているのと、この地域では整形外科がここしかないこともあってか、平日なのに恐ろしいくらい混んでいる。呼ばれるまで2時間待ち。ディズニーランドの人気アトラクションと同等の待ち時間である。

 

一緒に待っていたら21時過ぎてしまうので、息子ちゃんと先に帰り、お風呂に入れて、ご飯を食べて、そのあと迎えに行くことにした。

 

完全に一人でやるのは久しぶりだ。ご飯を作っている間、お風呂で自分の体を拭いている間、いつも妻のサポートがあった。子供から目が離せないのに違うことも進めないといけない、これを毎日一人でやっているのだから妻には本当感謝してもしきれない…。お小遣いに余裕があるときは、妻の好きな甘味を買ってこようと思う。

 

案の定、診察や処置が終わった時間は21時過ぎ。息子ちゃんは少し眠そうにしている。診断結果は神経まで切れていないようで、全治一週間くらいですねーと言われたそうだ。

 

そこから私がメインの家事育児が始まった。わからないことは妻に聞きながらやった。料理は初心者なので、妻が付きっきりで教えてくれたのだが、3ヶ所浅く指を切った。


途中、妻の家族と旅行に行ったので少し楽をしたけども、慣れない家事育児にてんやわんやしていた。

 

改めて妻の偉大さを理解し、家事育児の大変さを再認識した一週間。しかし、現実は残酷だ。こっちがどんな状況でも仕事はやらなきゃならない。


家族が寝た時にしか仕事が出来なかった。家事育児の要領や、息子ちゃんが大きくなったらまた違ってくるのだろうけど、時間を作るのが、そして短期集中で作業するのが難しかった。


妻を神と思ったが、シングルママ・パパの人は化け物だなと思った。良い意味です。